インターネットの世界では、ドメインをわかりやすくするために「インターネット上の住所」と例えられることが多々あります。
そのドメインを含み構成される、URLやメールアドレスも、ドメインと同様に住所と表現している記事を見かけたことがあるのではないでしょうか?
はて、ドメインも住所で、URLもメールアドレスも住所・・・
なんというか、片結びしたはずが、引っ張ったらギュっとなって解けなくなったズボンの紐のようなモヤモヤ感を感じます。私だけかもしれませんが。
今回はそんなドメインとURL、アドレスの違いを明確にかつわかりやすく解説いたします。
これを読んで、固くなった結び目が解けることを願っています。
そもそもドメインってなんだっけ・・・な方はこちらのコラムをご覧ください。ドメインについて詳しく解説しています。→<Web担当者向け>ドメインってなに?を誰にでもわかるように解説!
まずはURLとアドレスの違いから見ていこう
ドメインとの違いを知る前に、順序立ててURLとアドレスの違いから考えていきましょう。
URLとは「Uniform Resource Locator」の略称で、日本語だと「統一資源位置指定子」となります。専門的すぎてよくわからないですが、Webサイトの場所を示す書式だと覚えておいてくだされば問題ないかと思います。
このURLは別名「ホームページアドレス」と呼ばれることがあります。
おぉ・・URLとアドレスで考えるより、ググッとわかりやすくなった感がありますね。
アドレス(address)という英単語には「郵便物の宛名・住所・所在地」といった意味があります。
つまり・・・
◆ URLことホームページアドレスは、ホームページ(Webサイト)のアドレス=ホームページの位置を示す住所
◆ メールアドレスは、メールのアドレス=メールの送り先を表す住所
ということになります。
厳密にいうなら、URL=住所を示す書式、アドレス=住所 となりますが、基本的には同じ意味だと思っておいていただければ良いかと思います。
ドメインとアドレスの違いはなんなのか
URLはアドレスの一種であると解説してきました。
では、同じように住所と例えられるドメインとアドレスの違いは、具体的にはなんなのでしょうか?
まずはURLとドメインから見ていきましょう。
このように、住所を表すドメインに、Webサイトにアクセスする際のお約束事(https://)が加わって、URLが形成されています。
※https://の後に、wwwがついているURLもあります。wwwは、「ワールドワイドウェブ」の略称で、主に画像やテキストの結びつけ(リンク)の仕組みのことですが、詳しい解説は後ほど。
ここでは、wwwのないスッキリとしたURLで解説します。
では、メールアドレスではどうでしょうか。
URL同様、メールの送り先を表すドメインに、さらに詳しい送り先情報となるアカウント名が加わって、一つのメールアドレスとなっています。
メールアドレスとドメインについての詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。→ なぜメールアドレスにもドメインが?メールとドメインの関係はこうなっています!
これをみると、住所となるドメインに、URLもメールアドレスも、それぞれに必要な情報が組み合わさって、アドレスが構成されているということがわかりますね。
具体的なイメージとしては、このような感じかと思います。
これらを踏まえて考えると、ドメインとアドレスに大きな違いはありません。
違いというよりは、住所を示すドメインに、それぞれに必要な情報が加わって、ある特定のアドレス(住所)となる、といった感じではないでしょうか。
今回のまとめ
・アドレスはそもそも「宛名・送り先・住所」といった意味があり、URLもアドレスの一種である
・URLとアドレスの厳密な違いは、URL=住所を示す書式、アドレス=住所
・ドメインとアドレスに大きな違いはなく、ドメインに特定の情報が加わって、一つのアドレスが形成される
この事業についてもっと詳しく知りたい方は、
Webサイト制作ページへ