落とし穴いっぱい!ホームページリニューアルの失敗例15選

Webサイトのリニューアルは、絶対に失敗したくないプロジェクトのひとつです。
何故なら、比較対象が以前の自社サイトになるからです。
Web担当者なら、誰もが「前の方が良かった」なんて言われたくありませんよね。

それなのに、実際にやってみたら思ったような効果が出ない。ということ、実はかなり多いです。
しかも、多くの場合失敗の理由は初期段階から決まっていることが多いのです。
今回は失敗例とその理由について解説していくので、落ちなくても良い落とし穴にはまらないよう、注意してプロジェクトを成功に導きましょう。

失敗と成功の評価対象はどこにあるのか

失敗例に行く前に、明確にしておかなければならないのは「失敗か、成功か」の評価ポイント。
ズバリ結論から言うと、数字です。
「売上が上がった」「来店数が増えた」など、明確に評価できる数字がなく、ただ良いデザインになっただけでは評価されません。

「デザインは良くなったけど、スピードは遅いしなんだか使い勝手も悪いよね」
という評価になってしまう可能性もあります。
まずは「超えるべき現行サイトの数字」を明確にし、比較検討できるようにしておきましょう。

事前の対策による失敗例

Webサイトには、制作する前から決まっている失敗パターンがあります。
それは「リニューアルすること」が目的になっている場合。本来、リニューアルは目的・目標を叶えるための手段であるべきです。
気付いているようで気付いておらず、落とし穴に落ちてしまうパターンを紹介します。

失敗例1:リニューアルのタイミングを逃している

リニューアルを「しない」という選択による失敗です。
最も多いのが、実は8割以上の閲覧者がスマートフォンからアクセスしているのに、サイトはパソコン専用になっているという例。
見にくい、分かりにくいという理由から、多くのユーザーが不便さを感じています。

もし、それでもそのサイトでしかできないことであれば、ユーザーは「仕方なく」活用してくれます。
しかし、同じような内容で使い勝手の良いWebサイトを同業他社が出した場合、見込みの濃いお客さんを取られてしまう可能性があります。

失敗例2:目的・目標が不適切で、内容がぶれている

Webサイトは本来、何かの目的があって制作されます。
具体的には、「商品の購入」「予約の獲得」「認知のアップ」などです。
漠然と「リニューアルすれば良くなる」という期待だけで進めてしまうのは危険です。

目的・目標の達成には必ず「策」が必要です。
そして、それは必ずしも「デザインを新しくすること」ではありません。
原因追求と改善があってこそ、目的・目標は達成されることを忘れないでください。

失敗例3:デザインのことしか考えていない

Webサイトがリニューアルされて喜ぶ人は誰でしょうか。自分に置き換えて考えてみてください。
興味があってよく見ているサイトが新しくなり、使いやすくなったらうれしいですよね。
では、普段あまり利用していないWebサイトの「リニューアル告知」を見てクリックするでしょうか?

多くの場合デザインが良くなって喜ぶのは「既にサービスを利用しているユーザー」です。
もし、集客に困らないくらいのブランド力があれば、デザインや使い勝手のみを考えたリニューアルでも良いでしょう。
しかし、課題が集客にあるのであれば、デザインを一新しただけでは問題解決にはなりません

失敗例4:ユーザビリティが考えられていない

リニューアルされたWebサイトのデザインがどんなに素晴らしくても「使い勝手が悪い」場合、思うような結果に繋がらない場合があります。
良いデザインというのは、ユーザーの使い勝手が考えられたものであり「見やすさ」「使いやすさ」が求められます。
それを無視した、デザインが良いだけのサイトでは、結果に繋がらない可能性が高いです。

失敗例5:内容が煩雑過ぎる

似たような例ですが、訪れたユーザーが「どこに何があるのか分からない」ようなWebサイトは良くありません。
リニューアルして分かりにくくなった」と言われてしまうのも大問題です。
整理がうまくできていないというものの他に、現行サイトの問題を解決したいという想いが強すぎる結果、新たなページを詰め込み過ぎてしまうこともあります。
優先順位を明確にし、重要なものから取り入れていくことをおすすめします。

失敗例6:ターゲットの選定を間違えた

「誰のために」分かりやすいWebサイトにするのかは、リニューアル時に明確にしておく必要があります。
現サイトの影響で、20代の女性が多く利用しているのに、30代の女性を狙ったサイトにしてしまうとどうでしょう。
場合によっては狙った層を獲得できない上、顧客離れを起こしてしまいます。

可能な限り「顧客離れを起こさず新たな層を獲得する方法」が必要です。
もし、後者を取る選択をするにしても「ターゲットを切り替えた方が売上に繋がるという根拠」が必要になります。
具体的なターゲットを明確にした上でリニューアルに臨みましょう。

失敗例7:問題点を把握せずリニューアルに踏み切った

実は、最も多いのが明確な問題点が分からないままリニューアルに踏み切ってしまう点。
市場のニーズと自社のサービス、現行サイトの解析情報を照らし合わせれば、おおよその原因は浮かび上がってきます。
にもかかわらず「私はこう思う」という、責任者やWeb担当者の意見で話を進めてしまった場合、失敗してしまう可能性が高いです。

失敗例8:安さだけで制作会社を選んだ

リニューアルの価格に結果が比例することはありません。
だから「高ければ必ず結果が出る」ということはありませんが「価格の安さ」で制作会社を選んだ場合、まず間違いなく失敗します。
理由は単純で、安ければ安いほど「必要なこと」が盛り込まれていない場合が多いからです。

「作りたいサイトのイメージが明確にあり、制作会社はカタチにするだけ」
「Webサイトはとりあえずあれば良い」
「自社のことを知っている人にアピールできれば良い」
という場合でない限り「安さ」ではなく「どうやって結果を出すか」を明確にしている制作会社に依頼することをおすすめします。

失敗例9:競合他社のマネをしただけ

競合のWebサイトを見て「これは素晴らしい」と思ったとしても、マネをするのはおすすめしません。
その理由はふたつあります。

まずひとつは「どんなに頑張っても競合他社以上にはならないこと」、ふたつめは「自社の特長が生かせていないこと」です。
競合他社は当然、商品・サービスの独自性を生かすためにWebサイトを作成しています。
それをマネしても自社の特長を最大限に生かした、差別化されたサイトが生まれることはありません。
良いところはマネしつつ、自社の特長を最大限に強調する」ことが、リニューアル成功のカギになります。

連携・報連相の不行き届きによる失敗

会社の要望とWeb担当者の認識違いや制作会社とのやりとりの失敗によって生じる失敗があります。
場合によってはプロジェクトがある程度進んでしまっているのに根本的な内容を覆すような内容が飛び出す可能性があります。
事前の確認を怠らず、1つひとつ丁寧に進めていきましょう。

失敗例10:最終決定者の意見を聞かずにスタートしてしまった

最終決定者が思い描いている目的・目標と、Web担当者が考えているものが異なる場合、途中で必ず直面する問題です。
制作会社の窓口はWeb担当者なので、初期段階ではリニューアルが間違った方向性で進んでしまいます。
そして、ある程度プロジェクトが進行した段階で「何かおかしいぞ?」となります。

根本的に間違った方向で進んでいるWebサイトを、力技で「できるところだけ対応する」という対処方法はやるべきではありません。
初期段階の取り決めを疎かにすると、後々大きな影響を及ぼしてくる可能性があるので注意が必要です。

失敗例11:リニューアルの経緯をWeb担当者が把握していない

リニューアルの決定までは最終責任者が行い、後からプロジェクトをWeb担当者が引き継いだ場合に起きる失敗例です。
「なぜリニューアルするのか」は目的・目標に関係するため、Web担当者が必ず把握しておかなければなりません
制作会社から方向性の外れた提案を受けた場合、軌道修正をする必要があるからです。
「まかせておけば大丈夫だろう」と高をくくって進めてしまうと、後々大規模な修正に繋がってしまい、余分な費用がかかってしまう可能性が出てくるので注意が必要です。

失敗例12:制作会社に任せるポイントを間違えてしまった

制作会社にまかせる点と口を出すポイントのさじ加減は非常に難しいものです。
例えば、制作会社の提案が意図から外れてしまっている場合は必ず軌道修正が必要になってきます。
だから「丸投げ」するのは良くありません。
しかし、あれもこれも修正し、すべてをコントロールしようとすれば、失敗してしまうことがあります。

当然ですが、担当者よりも制作会社の方がWebサイトのことに関してはプロフェッショナルです。
そのため、ユーザビリティやSEOに関する明確な意図を持って進めている内容まで変更してしまうと、ただの自己満足で終わってしまう可能性があります。
内容によっては、変更を入れる前に「なぜそうなっているのか」を制作会社に聞いてみる必要があるでしょう。

SEOに関する失敗

最近特によく目にするSEOという言葉。どの制作会社もこぞって「SEO対策」を掲げてサイトの制作をすると書かれています。
では、具体的にSEOって何でしょうか?
「検索エンジン最適化でしょ?それぐらい知ってますよ」
と思うかもしれません。しかし、ここにも実は失敗のポイントが隠されています。

失敗例13:極めて軽微なSEO対策しかできていない

SEOというのは非常にあいまいな定義です。だから「SEOの対策が取れたサイトを制作します」というのも具体的ではありません。
検索エンジンの対策は極めて軽微なものから重度なものまで多岐にわたります

極端な例ですが、サイトのどの階層を閲覧しているかを示すパンくずリストを入れたり、画像をWebサイトに合わせてリサイズしたりするだけでもSEOに効果があります。
普通の制作会社であればSEOの知識がなくてもこれくらいのことは当たり前にやってくれます。
しかしこれを「SEO対策です」と言われても決して間違いではありません。
具体的にどういった対策をするのか理解しないまま「SEO対策してくれるのなら安心だ」と進めてしまうのは非常に危険です。

失敗例14:運用ベースになっていない

Webサイトへの集客方法をどうするのか。その手段が明確でない場合、リリース以降の運用ができない可能性があります。
「自社でサイトの更新ができるページ」を制作するためには費用がかかります。
そのため、「毎月一度、無料で更新ができる」という保守を活用するパターンが多くあります。

リリースした後に運用が必要な場合は、リニューアル前に「何を、どこまで対応できるのか」を明確にしておく必要があります。
制作会社が対応する場合、どれくらいの内容で、何日以内に対応してくれるのかなど、具体的に話し合っておきましょう。

ちなみに、イベントの告知などのページ作成は内容によって「別途料金」となる場合が多いです。事前にどの程度までなら無料で対応してくれるのかも明確にしておきましょう。

失敗例15:リニューアルして満足した

運用ベースの内容にも関連しますが、Webサイトに必要なのはリニューアルした後です。
「本当に運用されているのかな?」というような「作って放置」のサイトよりも、きちんと運用している方がユーザーは安心感を覚えます。
不安はそのまま離脱に繋がってしまう可能性があるため、結果的に検索エンジンからもマイナス評価されかねません。
満足のいくWebサイトができたとしても、リリース以降は気持ちを新たに運用していきましょう。

失敗しないためには準備を怠らない

Webサイトのリニューアルを失敗に終わらせないためには、しっかりと準備をする必要があります。
市場の調査、検索ワードの分析、自社サイトの解析を綿密に行い、結果を持ってリニューアルを考えること。
自社の商品・サービスの特長を押さえ、アピールできるWebサイトにすること。
リニューアルした後、明確なゴールを見据えて運用を続けていくことなどです。

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