ランディングページを作るメリット。
それはズバリ無駄な離脱が少ないことです。
商品やサービスを売り込むシーンでわざわざ、テレビやラジオをつけて商談することはありませんよね?
理由は単純で「気が散ってしまうから」です。
重要なことを伝える場合、できる限り不要な情報は省いておいた方が伝わりやすいというのは、誰もが分かっているはず。
ランディングページもこれと同じで、見込みの高いユーザーに「気が散らない状況で商品・サービスをご案内する」ためのページと言えます。
目次
Webサイトのページには役割がある
Webサイトのページにはさまざまな役割があります。
例えば、制作会社のWebサイトのHOMEページであれば「サイトを制作したい方」「Web広告を検討している方」「SEOのサポートを受けたい方」など、さまざまな目的の方が訪れている可能性があります。
そのため、リンクボタンやメニューなどを目的ごとに分けて表示しておき、求めている情報が掲載されているページにご案内していきます。
遷移を繰り返すほど目的地に近づく
HOMEページを訪れたユーザーは用途・目的に応じたページに移動した後、説明などを読みながら知識を得て、場合によっては価格をチェックし、口コミ情報を見ながら比較検討し、購入までのフローを確認し、フォームに入力して成約に至る。
こういった経路を辿って少しずつ目的地に近づいていきます。
そのため、少しずつ興味を刺激し「次も見たくなる」ような仕掛けを用意しておけるかどうかが次の段階へと進めるかどうかの決め手になります。
遷移の道のりは一本ではないので離脱も発生しやすい
ユーザーの経路の中にはさまざまな離脱の要因があります。
下記は一般的な「離脱」の原因です。
- バナー広告を見て他の商品が気になった
- 関連情報で「そういえばこれも気になるな」と別の経路に進んだ
- 次の目的地が見つからなかったため途中で同業他社のサイトに移動した
- 外的要因(電話や来客など)によって閲覧を中断した
- 検討してみたが購入しないことにした
中にはどうしようもない要因も存在していますが、冒頭で例に出したような「テレビやラジオの話題が気になった」のと同じような「気が散ってしまう」要因で経路を外れてしまうこともあります。
ランディングページの役割
見込みの薄いユーザーに売り込みをすることもWebサイトの役割のひとつである以上、気が散らないようにとバナーを外したり、関連情報を外したりすることは得策ではありません。
しかし、見込みの濃いユーザーに対してはできる限り気が散らない状態で商品やサービスの説明をした方が成約率アップに繋がることも事実。
このジレンマを解決する役割を担っているものこそが「ランディングページ」なのです。
ランディングページの構成は常識外?
仮に、見込みの濃いユーザーを獲得できていたとして、どこまで作り込めば「気が散らない」ページにできるのでしょうか。
ランディングページは一般的なWebサイトで制作するページでは「常識外」のことを多く取り入れているため「そんなことをして大丈夫なの?」と思える対策も多くあります。
しかし、それこそが成約に繋げられる「ランディングページのメリット」とも呼べる部分なので、その理由も含めてご説明します。
不要な情報を掲載しないことがメリットになる
普通、Webサイトは関連する情報をたくさん掲載し、遷移・回遊を促します。
これは、見込みの薄いユーザーに対してさまざまな提案をしているものであり、ほしい情報を求めている人にとっては「ノイズ」になります。
だから、ランディングページにはバナーや関連商品など、不要な情報を排除して構成します。
商品・サービスの説明、口コミ情報や利用するメリット、他と比較した時の強み、価格やフローなどをすべてひとまとめにしてページに掲載します。
ページ遷移がないことも大きなメリット
段階ごとにページを遷移を設けないことも特徴のひとつです。
ユーザーがサイト内を回遊することは良いことなのですが、ユーザビリティとしては極力少ない方が不便を感じなくなります。
人によってはクリックした後、待ち時間に「トイレに行ってこよう」「お茶でもついでこよう」など、別の行動を起こしてしまうかもしれません。
一度間を開けてしまうと、外的要因が入って来やすくなったり、ユーザーの熱が冷める原因になったりします。
ランディングページでは、ひとつの商品やサービスについて集中的に説明することを目的としているため極力ページ遷移も排除します。
ユーザーがそのページから離脱する時は「成約する時か、しない時」のどちらかであり、検討中にページを離れることはないというのが理想なのです。
必要なのは見込みの高いユーザーの集客
ランディングページを設けるには条件があります。
それはズバリ「見込みの濃いユーザーばかりを多く集められるだけの集客力が必要なこと」です。
SEOなどの検索では見込みの低いユーザーも多く集まってしまいます。
幅広い選択肢を持ったユーザーが選択肢の少ないランディングページを開いてもあまり効果を期待できません。
最も多く見られるケースはWeb広告やメールマガジンなどで、遷移先にはランディングページが設けられていることが多いです。
それ以外にもサイト内でバナーを作ったり、限定的に遷移を促したりする仕掛けを設けることで、見込みの高いユーザーのみを集めることは可能です。
ページを作り出すことや見つけ出すことも、サイト内で成約率を向上させる要素のひとつ。
より高い成果に繋げるためにも、ぜひそのメリットを理解し、効果を最大限に高められるようにしましょう。
この事業についてもっと詳しく知りたい方は、
ランディングページ制作